はじめに
会社や店舗のホームページを作った後、「ブログも更新した方がよい」と言われても、最初の記事テーマを決められないことがあります。
思いついたことを順番に書くと、サービスと関係の薄い記事が増えたり、読者が次に何をすればよいか分からなかったりします。一方で、検索回数が多そうな言葉だけを選ぶと、競合が強く、自社の経験を生かしにくい場合があります。
最初の記事は、難しい分析ツールから始める必要はありません。
実際の顧客から受ける質問を集め、質問の背景と記事を読んだ後の行動を整理する
この順番で考えると、自社のサービスと読者の悩みがつながるテーマを作りやすくなります。
この記事では、顧客の質問から記事テーマを3案作り、最初の1本を選ぶ方法を紹介します。
結論:最初の記事は「よく聞かれる質問」から作る
小規模事業者が最初の記事テーマを決めるときは、次の5段階で整理します。
- 顧客から受ける質問を10個書き出す
- 質問が出る場面を分ける
- 読者が知りたい答えを一文にする
- 記事を読んだ後の行動を決める
- 3案を比較し、最初の1本を選ぶ
検索される可能性だけでなく、自社が事実を確認できるテーマか、記事を読んだ後に自然な行動があるかも確認します。
1. 顧客から受ける質問を10個書き出す
まず、問い合わせ、商談、店舗での会話、メールなどで実際に聞かれた質問を書き出します。
たとえば、次のような質問です。
- 料金はいくらですか
- 申し込みから利用開始まで何日かかりますか
- 初めてでも利用できますか
- 他のサービスと何が違いますか
- 何を準備すればよいですか
- 契約期間はありますか
- 自分の業種でも対応できますか
- 途中で内容を変更できますか
- どのプランを選べばよいですか
- 問い合わせる前に確認することはありますか
質問をきれいな文章に直す必要はありません。顧客が実際に使った言葉に近い形で残します。
質問が思い浮かばない場合は、次の場所を確認します。
- 問い合わせメール
- 商談や電話のメモ
- SNSのコメントやメッセージ
- 見積もり前に確認された内容
- 購入後に説明し直した内容
- 自社サイト内の検索語句
個人情報、取引先名、秘密情報は記事企画へ移さず、質問の意味だけを一般化します。
2. 質問が出る場面を分ける
質問を集めたら、顧客がどの段階で迷っているかを分けます。
知る前
まだ自社やサービスを知らず、悩みの解決方法を調べている段階です。
例:
- ○○を減らす方法はあるか
- 自分で対応する場合と依頼する場合の違いは何か
- 初心者は何から始めればよいか
比較中
複数の方法やサービスを比べている段階です。
例:
- 料金には何が含まれるか
- AプランとBプランの違いは何か
- どのような人に向いているか
申し込み前
利用を検討しており、不安や条件を確認している段階です。
例:
- 何を準備するか
- 納期は何日か
- 修正やキャンセルはどうなるか
最初のSEO記事では、「知る前」または「比較中」の質問を選ぶと、まだ自社を知らない読者にも役立つ内容を作りやすくなります。
3. 読者が知りたい答えを一文にする
質問ごとに、記事で伝える答えを一文にします。
たとえば「最初の記事テーマは何を選べばよいですか」という質問なら、答えは次のように整理できます。
顧客からよく受ける質問の中から、自社が具体的に説明でき、読後の行動が明確なテーマを選びます。
一文で答えられない場合は、テーマが広すぎる可能性があります。
「集客について全部説明する」ではなく、
- 最初の記事テーマを決める
- 問い合わせにつながる記事末尾を作る
- 1記事からSNS投稿を5本作る
のように、一つの記事で解決する悩みを絞ります。
4. 記事を読んだ後の行動を決める
記事の役割は、すぐに購入させることだけではありません。
読者の状態に合わせて、次の行動を一つ決めます。
- 関連記事を読む
- 無料資料を確認する
- サービス内容を見る
- 問い合わせフォームで相談する
- 見積もり前の確認項目を整理する
記事と関係の薄いサービスを突然案内すると、読者は行動しにくくなります。
たとえば「記事テーマの決め方」を読んだ人には、記事構成案を作るサービスが自然です。一方、「問い合わせフォームの作り方」の記事から、いきなり記事執筆パックへ案内すると、読者の目的とずれる場合があります。
5. 3案を比較する
候補を3つ作り、次の表で比較します。
| 確認項目 | 案A | 案B | 案C |
|---|---|---|---|
| 顧客から実際に質問されたか | |||
| 自社が具体例を出せるか | |||
| 読者の悩みを一つに絞れているか | |||
| 読後の行動が自然か | |||
| 公式情報や事実を確認できるか | |||
| 既存ページと重複しないか |
最初の1本は、検索回数の予想だけでなく、次の条件を多く満たす案を選びます。
- 顧客の質問を根拠にできる
- 自社の知識や手順を説明できる
- 記事の目的が一つである
- 読者の次の行動が決まっている
- 誇張せず公開できる
6. タイトルと見出しを作る
テーマを決めたら、タイトルに「誰の」「どの悩みを」「どう解決するか」を入れます。
タイトル例
- 小規模事業者が最初のSEO記事テーマを決める方法
- 店舗ブログのネタ切れを防ぐ|顧客の質問から記事案を作る手順
- サービス紹介だけでは読まれない?初めての記事企画3ステップ
基本の見出し例
- 結論
- よくある失敗
- 手順
- 具体例
- チェックリスト
- 次の行動
見出しを作る段階で同じ説明が繰り返される場合は、テーマをさらに絞ります。
7. 最初の記事で避けたいこと
自社の説明だけで終わる
会社概要やサービス説明だけでは、読者の疑問に答えられない場合があります。最初に読者の悩みを示し、その解決方法の一つとして自社のサービスを案内します。
根拠のない成果を約束する
記事を公開しても、検索順位、アクセス、問い合わせ、売上は保証できません。読者が判断できる情報と次の行動を整えることを目的にします。
一つの記事へ情報を詰め込みすぎる
料金、選び方、使い方、事例、契約方法をすべて一つに入れると、読者が必要な情報を探しにくくなります。質問ごとに記事を分け、関連記事でつなぎます。
既存記事と同じテーマを増やす
似たタイトルの記事が複数あると、どの記事を優先すべきか分かりにくくなります。新規作成前に既存URL、タイトル、見出し、狙う質問を確認します。
記事テーマ決定チェックリスト
- 顧客から受けた質問を10個書き出した
- 質問が出る段階を分けた
- 読者への答えを一文にした
- 一つの記事で一つの悩みに絞った
- 読後の行動を決めた
- 自社が事実確認できる内容を選んだ
- 既存記事との重複を確認した
- 成果を保証する表現を避けた
- 3案を比較した
- 最初の1本を決めた
まとめ
小規模事業者が最初の記事テーマを決めるときは、難しい分析から始める必要はありません。
- 顧客から受ける質問を集める
- 質問が出る場面を分ける
- 答えを一文にする
- 読後の行動を決める
- 3案を比較する
この順番で整理すると、自社が説明でき、読者にも役立つ記事を選びやすくなります。
テーマは決まっていても、タイトルや見出し構成へ落とし込む時間が取れない場合は、FinNext Worksの「SEO記事の構成案」をご確認ください。
※検索順位、PV、問い合わせ、売上などの成果を保証するサービスではありません。公開前の事実確認と最終判断は、ご依頼者自身で行ってください。

